AIやデジタル技術でモビリティサービスを革新
フォルシアは、Accentureと、モビリティサービスのイノベーションを促進することを目的とした5年間の協力に関する覚書を締結したことを発表した。
フォルシアとAccentureは、革新的な専門知識と共同投資を組み合わせることで、接続された自律型車両の製品とサービスを開発する。当初は、オンボードのユーザー体験を再考するための認知技術と、健康とウェルネスを向上させるサービスという2つの領域に焦点を置く。
また、人工知能(AT)、高度解析、拡張された仮想現実、ブロックチェーン、量子コンピューティングなどのデジタル技術を活用して、フォルシアのデジタル変換をさらに加速させる予定である。これらのイニシアチブの専門知識は、「デジタルサービスファクトリ」内で組織化される。
専門知識や資本力など両社の強みを統合
フォルシアの最高経営責任者(CEO)であるPatrick Koller氏は、このパートナーシップについて次のように説明した。
「これらの分野における両社の画期的なパートナーシップは、自動車産業における次のレベルのために、人工知能とデータ解析を活用します。我々は、オペレーションの変革を加速し、将来の運転席のための新しいビジネスモデルやユーザー体験を開発していく予定です。」(プレスリリースより引用)
そして、フォルシアが、新しい技術、特に強化された健康とウェルネス、直感的なヒューマンマシンインターフェースを急速に導入することにおいて、革新的で機敏な企業となると期待感を表した。
また、Accentureの会長兼最高経営責任者(CEO)であるPierre Nanterme氏は、イノベーションは、好循環を創成すると主張し、次のように述べた。
「企業が、将来の成長を維持するための新しい製品やサービスビジネスモデルに投資するために必要な資本を自由にしながら、現在の成長を確保することを実現します。これは、フォルシアとの先駆的なパートナーシップを通して我が社が実践していることです。破壊的技術をビジネスの成果に転換するAccentureの能力と、フォルシアの最先端自動車技術における専門知識、両社のイノベーションに対する普遍的な焦点を組み合わせることによって、我々は、自動車産業の未来を作り出していきます。」(プレスリリースより引用)
車内が家やオフィスのように
ドライバーが平均して年間500時間を車の中で過ごし、また、自律運転車両の分野で継続的に進歩していることから、車内のインテリアは家やオフィスの延長線上になり、同様のサービスや経験を提供する。そして、このビジョンに沿ったフォルシアとAccentureの提携は、革新的で野心的なパートナーシップの成功を推進することとなる。
このコラボレーションは、Accentureが工業製造の大きな変化「インダストリーX.0」として参照する内容を説明し、それらを生産し配送するため、また、この分野でサポートするための新しい方法やプロセスをますます必要とする製品やサービスをデジタル化する。
(画像はプレスリリースより)

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