過去取り引きに関する欧州競争法違反の調査結果
デンソーは2月21日のプレスリリースにて、自動車用部品の取り引きについて欧州委員会から発表があったとコメントを出した。
欧州委員会はデンソーの自動車用スパークプラグが過去の取り引きで、複数の事業者に制裁金を科すと決定を下した。
デンソーだけでなく、関係各社が過去取り引きにおいて欧州競争法違反の嫌疑がかけられ、調査に至った。この調査において、デンソーは積極的に協力してきた。
欧州競争法違反の認定および制裁金全額免除
その結果、デンソーを含め関係各社が欧州競争法違反の認定が下された。今回の調査開始以前に嫌疑がかけられていた行動については即刻停止し、減免申請をしていた。これが認められ、制裁金の全額免除が決定した。
デンソー全社において、独占禁止法の順守は経営の基礎となる部分と捉えており、2010年に米国司法省の立ち入り検査以降、独占禁止法の順守の強化を続けてきた。現在は独占禁止法に沿った経営を行っているとデンソーは考えている。
今後もこのような問題が起こらないよう独占禁止法順守の強化を行っていき、顧客および関係者の信頼を獲得できるよう努力を継続していくと発表した。これからのデンソーの動向に注目が集まる。
(画像はデンソーのホームページより)

デンソー プレスリリース
https://www.denso.com/