新型肺炎の影響で市場需要減少 自動車生産の停止を延長
ヒュンダイ自動車アメリカが、アラバマ州モンゴメリーにあるアラバマ工場の稼働停止の延長を、3月20日に発表した。
アラバマ工場の稼働停止の延長は、3月23日から31日まで。同社は、新型コロナウイルス(以下、新型肺炎)の感染拡大の影響で、市場需要が減少していることを理由に挙げている。これにより、7日間で自動車生産がおよそ10,000台減少する見込みだ。
従業員には保障金を支給 18日にスタッフの感染を確認
ヒュンダイ自動車アメリカは今回の稼働停止により、従業員に対して保障金を支給することを表明。アラバマ州は新型肺炎の拡大防止のために、学校と託児所も閉鎖しており、工場閉鎖で従業員がそれぞれの家族のニーズに、対応する時間の確保にもつながる。
アラバマ工場では18日、スタッフの1人が新型肺炎に感染したことを確認しており、消毒を行うために稼働を停止した。同社は製造事業を慎重に管理し、市場需要に合わせて生産を調整する必要があると考えている。そのため、今後も新型肺炎の感染拡大の状況を注視し、適切なアクションをタイムリーに行えるようにしていくとしている。
(画像はヒュンダイ自動車 ホームページより)

ヒュンダイ自動車アメリカ プレスリリース
https://www.hyundainews.com/en-us/releases/3009