ハンガリー政府の援助も
ブリヂストンは9月3日、進行中の開発プログラムの一環として、92億フォリントを投資し、ハンガリーのタタバーニャにあるタイヤ生産工場を拡張したことを発表した。
この開発はハンガリー政府から8億2,600万フォリントの援助を受けており、新しい工場は、ハンガリー外務貿易相のシーヤールトー・ペーテル氏が臨席のうえ開設された。
タタバーニャ工場では、230サイズ以上の高級乗用車・SUV・バン用タイヤが製造されており、革新的で安全な、夏用・冬用・オールシーズンのタイヤが、ヨーロッパや海外市場向けに輸出されるとともに、国際およびハンガリーの自動車生産工場に直接タイヤが供給されている。
同社は、合計60万本のタイヤの保管に適するように、倉庫を1万平方メートルに拡張する工事を開始し、これにより、世界とハンガリーの自動車メーカー向けタイヤを、より効率よく供給できるようになる。
生産能力向上でタイヤ生産量も増加
また、ブリヂストンは、人工知能ベースのデジタルタイヤ生産技術を導入し、生産能力を向上させている。こうした開発によって、今後数年間で年間のタイヤ生産量が15%増の720万本にすることが可能となる。
タタバーニャ工場のマネージングディレクターであるMelinda Topolcsik氏は、次のように述べた。
「我が社は、タタバーニャ工場の建設や設備投資、継続的な開発に対し、12年間で1,300億フォリント近くを投資し、ヨーロッパで最も近代的な工場の1つにした。これらの開発の結果、我々は、元の製造能力が3倍になり、ハンガリーの従業員とサプライヤーとともに、年間720万本の高品質タイヤを生産し、ハンガリーの自動車メーカーへの直接供給量を増やしている。」(プレスリリースより引用)
ブリヂストンは、従業員の福利厚生、健康、職場の状況に優先順位を置いている。その取り組みが評価され、今年、Family-friendly Workplace Awardを獲得している。
現在の開発プロジェクトにおいても、従業員のために新しい研修室と更衣室を建設、従業員数は1,300人に増加した。
(画像はプレスリリースより)

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