自動運転の商用化に向けて
9月23日、ヒュンダイ自動車は、アメリカの自動運転技術に特化した企業「Aptiv(アプティブ)」と自律走行・自動運転の実現に向けて合弁会社を立ち上げると発表した。
アプティブは自動運転技術に特化し、業界最先端の革新的な車両技術を有する。2社は、より安全で環境に配慮した、コネクテッドかつアクセシブルなモビリティを創造するとのビジョンを共有し、高性能で最も安全な自動運転車の研究開発・商用化を進める。
ビジョン共有のもと合弁会社の設立
今回の業務提携により世界最大の自動車メーカーが誕生する。合弁会社の株式は、ヒュンダイ自動車とアプティブが50%ずつ保有し、総額40億ドルが投資される。
合弁会社では、自動運転車の設計・開発・商用化を進め、米国の自動車技術会(SAE)が示した基準において、「自動運転レベル4」「自動運転レベル5」を目指す。また、世界の自動運転エコシステムにて、パートナーのリーダーシップ地位を促進する。
2020年には完全無人運転システムのテストを実施し、2022年にロボタクシープロバイダー、フリートオペレーター、自動車メーカーに対して、量産対応の自動運転プラットフォームを提供する予定である。
ヒュンダイ副社長のウィサン・チャン(Euisun Chung)氏は、世界トップの技術企業であるアプティブが有する専門性とグローバルOEMであるヒュンダイ自動車が融合することにより、自動運転を進めるうえで非常に有益な相乗効果を創出できると考える。
パートナーシップ関係は、アプティブにおいて先進運転支援システム(ADAS)、コネクティビティソリューション、スマートビークルアーキテクチャーの開発能力を強化する。一方、ヒュンダイ自動車は、量産対応プラットフォームを構築する。
(画像はプレスリリースより)

HYUNDAI
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