エアーサスペンション技術の需要増加に対応
ブリヂストンは9月30日、グループ会社のファイアストン・インダストリアル・プロダクツ社(以下、FSIP)が、中央ヨーロッパにおける同社の事業を拡大するために多額の投資を行っていると発表した。
この投資は、ヨーロッパ全体で、エアーサスペンション技術の拡大する需要に対して直接的に対応したものである。
投資の一環として、FSIPは、ポーランドのボルシュティンにある、2005年から商用車と乗用車用のエアーサスペンションを製造している既存の工場を2,000平方メートル拡張した。
さらに、FSIPは、同じくポーランドのホビエニツェに新しい配送センターを開設する予定である。これらの拡張により、同社の開発と生産の能力が向上し、顧客のための物流の改善が行われる。
ボルシュティンでは、拡張された工場に、革新的な機械と装置、ISOクラス8のクリーンルームを新しく装備し、有名なヨーロッパの自動車OEMに供給できるようになる。新しい工場は、2020年後半までに完全稼動される予定である。
また、10,000平方メートルの床面積を持つホビエニツェの配送センターは、ボルシュティン工場の近くに位置しており、施設間で重要な製品の効率的な流れを作り出している。
ヨーロッパでの投資を拡大
FSIPの社長であるEmily Poladian氏は、次のように述べた。
「FSIPはヨーロッパ市場で成長を続けている。我々は、最新のエアーサスペンション技術を備えた次世代の車両を持ちたいという、OEMからの要望を理解している。」(プレスリリースより引用)
これは、複数年にわたる戦略的な拡張における最新の投資である。以前、ブリヂストンは、ポーランドにある2工場を含むヨーロッパの8工場に対する投資を発表した。
自動車セグメントは、ポーランドの国内総生産に8%以上貢献しており、ポーランドは、世界でトップ10の自動車輸出国である。
FSIP、ボルシュティン工場のマネージャーであるPawel Krystek氏は、次のように説明した。
「ヨーロッパにある工場と配送施設に投資をすることは、我が社が、市場の需要に応え、クラス最高の物流サポートを提供するために、継続的に取り組んでいることの重要な部分である。FSIPは、ボルシュティン工場とホビエニツェの施設における拡張した機能で、我が社のパートナーをサポートしていくことを楽しみにしている。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)

Bridgestone Americas Press Releases
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