システム搭載を義務付けられる前の車両
コンチネンタルは、現在でもタイヤ空気圧監視システムが装備されていない車両が多いことから、タイヤの空気圧を定期的にチェックすることを推奨している。
タイヤ空気圧監視システムは2014年より以前は義務付けられていなかった。ドイツにおける自動車の平均使用年数は9年なので、法律の変更前の車両が存在している。タイヤの膨張ガスでさえ、タイヤにクギが刺さるなど、異物によるゆっくりと起こるパンクに対する保護にはならない。
給油時、または2週間ごとという推奨されるチェックを実行できなかった場合、危険にさらされ、より高い費用がかかる運転をすることとなる。知らないうちにタイヤ空気圧が減少することは、特に平均的な速度で運転している場合に、タイヤの故障を引き起こす可能性がある。
リムとバルブを通る空気圧の緩やかな通常の減少でさえ、タイヤの摩耗と転がり抵抗の増加につながり、燃料消費も上昇する。
また、制動距離が長くなるとともに、ステアリングの精度も低下して、高速で障害物を安全に回避することが難しくなり、さらにタイヤの耐用年数も短くなる。正しい空気圧よりも0.4バール低い圧力でタイヤを走行すると、航続距離が約3分の1短縮される。
荷物の積載状況により適する空気圧も異なる
正しいタイヤ空気圧は、運転席のドアのピラーや燃料フィラーキャップの内側、グローブボックスにあるステッカーに表示されている。
そして、車の積載方法に応じて異なる値が適用されることも覚えておき、満量の荷物を積載した車を運転する前に、タイヤの空気圧を適宜調整することが必要である。
(画像はプレスリリースより)

Continental Press Releases
https://www.continental.com/