自動でギアを設定するICT技術
現代自動車と起亜自動車は、ギアを自動シフトできるICT(予測情報通信技術)コネクテッドシフトシステムを開発したと、2月20日に発表。
リアルタイムで道路や交通状況に応じたパフォーマンスを実現する世界初の自動システムで、現在特許を申請中だ。
道路状況を検知・予測・判断する
ICTコネクテッドシフトシステムは、トランスミッションコントロールユニットのインテリジェントソフトウェアを利用し、3Dナビゲーション、カメラやレーダーなどからリアルタイムで情報を収集。
道路を特定し、前方の渋滞の状況などを予測・判断しギアチェンジを行うというものだ。
例えば、渋滞などで前方の車の前進、速度変化が起きない場合はニュートラルモードに、また急速な加速が必要な場合はスポーツモードに切り替わるなど交通状況に合わせギア設定が行われる。
車両の安全性・効率性・耐久性を実現
両社が行ったテスト検証では、曲がりくねった道路での走行を行い一般の車両と比較したところ、コーナリングのシフト切り替えが48%減少、ブレーキ操作の頻度も11%減少した。
ナビゲーションシステムは道路の標高、勾配、曲率なども検出するため、あらゆる道路状況に対応できる。これにより、効率的な燃料消費、ブレーキによる摩耗の軽減など、車の安全性・効率性・耐久性を可能にする。
(画像はプレスリリースより)

現代モービスのプレスリリース
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