インテリジェント・アクチュエータ
ボルグワーナーは3月12日、油圧式アクチュエータにおける新技術・インテリジェントカムトルクアクチュエータ(iCTA)を発表。燃費の効率性と排出ガスの削減を実現する。
技術を組み合わせたシステム
iCTAは、将来の排出規制に対応するための鍵となるという。CTA(クロス・トラフィック・アラート)とTA(テクノロジー・アセスメント)を組み合わせており、エンジンに高速のカムフェージングシステムを提供する。
様々な種類のエンジンに適合するが、直列4気筒シリンダーエンジンに最適だ。システムはバルブが最適に開閉するように、必要に応じてエンジンの気流を調整する。
エンジンの再利用でエネルギー効率を向上
カムシャフトが回転すると、振動するカムトルクを捉え、そのエネルギーを使ってエンジンオイルポンプからのエネルギーを増強。アクチュエータ内でオイルを再循環させ、オイル需要とエンジンの損失を削減する。
結果として車両性能を維持しながら排出ガスの削減、燃費の改善につながる。すべてのエンジン回転数に機能しサイズもコンパクト。あらゆる運転条件で気流を最適に管理するソリューションになるとしている。
この技術は、2019年と2020年に中国と北アメリカの大手自動車メーカーの車両に登場することが見込まれる。
(画像はプレスリリースより)

ボルグワーナーのプレスリリース
https://www.borgwarner.com/