「自動運転レベル2+」のADAS
4月12日、ZFは、ドライバーの安全と快適の向上を目的として次世代の先進運転支援システム(ADAS)「ZF coPILOT」の開発を進め、「2019上海国際自動車産業総合展」(7月3~6日、中国・上海)にて公開すると発表した。
ZFの人工知能セントラルコンピューターとNVIDIA社のソフトウェアが統合され、「自動運転レベル2+」にて、運転における安全性・快適性を向上させる。また、音声コマンドデバイスであり、ドライバーの声によって操作できる。
現在、生産に向けた準備段階にあり、2021年の販売を予定している。
多様な運転操作
「ZF coPILOT」は、次世代の先進運転支援システムである。車載コンピューター「ZF ProAI」と自動運転車向けソフトウェア「NVIDIA DRIVEプラットフォーム」が活用され、統合的かつ感覚的な操作が実現される。
「NVIDIA DRIVEプラットフォーム」は、自律走行におけるワールドクラスの状況認識機能とインテリジェントなコックピットが組み合わされ、自動運転レベル2+(ドライバー監視下のもと、一部の運転操作を自律的に行う自動運転レベル2で起きうる問題点に対応)を提供する。
特に、高速道路の走行においては、多様な自動運転機能の実行が可能になる。また、アクティブ制御を通して、交通状況の把握、車両ハンドリングの感知、ドライバーの監視を行い、状況に合わせて危険を予測し、回避させる。
ZF先行開発部長のトルステン・ゴリュースキー(Torsten Gollewski)氏は、「ZF coPILOT」には「ZF ProAI」と「NVIDIA DRIVEプラットフォーム」が搭載されることにより人工知能(AI)、360度センサーが備わり、運転における安全性・快適性が向上し、「自動運転レベル2+」であるセミ自動運転が実現すると述べる。
(画像はプレスリリースより)

ZF
https://press.zf.com/press/en/releases/release_6848.html