ゼロエミッションの実現
ZFは、中国の大気汚染問題の解決を支援し、中国にてエミッションフリーを実現する目的として、都市交通バスや中型トラックなど商用車向け新型電動セントラルドライブを発表した。
中国の大気汚染は、世界各国のなかでも深刻な状況である。それゆえ、電気自動車に対する需要も高い。
新型電動セントラルドライブは中国市場向け製品であり、安全性、機能・性能、費用対効果において中国市場のニーズを満たしている。中国にて完全生産され、生産開始は来年を予定する。
中国市場のニーズを満たした製品
新型電動セントラルドライブは、中国の都市交通バスやシャトルバス(全長10~12m)、中型トラック(上限12t)向けに設計されている。
永久磁石同期電動機(PSM:回転子に永久磁石を使用した同期モーター)にて駆動する。永久磁石モーター(PMモーター)は低速域にて高効率であり、特に、都市部の交通渋滞、徐行運転に適している。バッテリーはより広範囲で充電でき、厳しい地形における走行性能も高く、出力170kW、最大トルク3000Nmとなる。
また、ソフトウェア性能により、ドライブトレイン制御ユニットは包括的な機能をもち、市場の既存製品と比べ、安全性は高まる。
(画像はプレスリリースより)

ZF
https://press.zf.com/press/en/releases/release_6916.html