スマホで操作・EV性能制御技術
ヒュンダイは4月22日、スマートフォンベースの電気自動車の性能制御技術を開発していると発表した。スマホアプリを介して7つの制御を調整できるというもので、将来的にヒュンダイとキアの自動車に搭載されるという。
7つの制御設定で自由な走りを
同社は革新的な技術として、スマートフォン操作による自動運転制御を開発している。モーターの最高出力、点火、加速・減速、電気ブレーキ、制限速度、応答性、エネルギー使用量など、7つの性能を操作できるというものだ。
アプリでは、走行距離とエネルギー量を分析した上で最適な道順を表示。
都市部や郊外、山岳地帯などの条件によってヒュンダイが推奨する設定を適用するか、好みのパフォーマンスを設定し、スポーティーな走りなどスタイルに合わせて走行することもできる。
走りを共有・セキュリティを保持
設定を変えても二酸化炭素の排出量は変わらないため、ドライバーに電気自動車の自由な走りや体験を提供できるのが特徴だ。
好みのドライブ・パフォーマンスはオンラインで共有し、いろいろな走り方を試してみることもできる。この設定共有にはセキュリティが配慮されており、ブロックチェーン技術を利用して不正な操作をブロックする。
このアプリ技術は電気自動車の需要が拡大しているレンタカーやシェアリング業界などにも活用できる。
(画像はプレスリリースより)

ヒュンダイのプレスリリース
https://www.hyundai.com/