EVバッテリーで新たな合併
ボルグワーナーは5月7日、EVバッテリーパックを提供するRomeo Power Technologyと、合併会社を設立することに合意したと発表した。
現在、同社はRomeo Power Technologyの株式20%を保有。取締役会の2議席を占める予定だ。
バッテリーモジュールパック製品を追加
今回の合併会社設立により、Romeo Power Technologyのバッテリーモジュールパックを同社のポートフォリオに加えることができるようになる。
Romeoの主要製品であるバッテリーモジュールパックには、ハイブリッド車および電気自動車の電気モーター、パワーエレクトロニクス、高電圧バッテリーヒーター、eAxle iDM、車載バッテリー充電器などが含まれている。
独自のアルゴリズムを備えたインテリジェントなバッテリー管理システム、冷却のための独自の熱工学によりパフォーマンスとサイクル寿命を向上させることができる製品だ。
この事業では電気自動車と軽自動車に重点を置いた事業を展開する予定。株式投資と合併事業は2019年第2四半期に完了する見込みだ。
戦略的買収でEV業界を牽引
同社は2015年より車両電化関連事業の戦略的買収を行っている。2017年にはSevcon Inc.を買収、パワーエレクトロニクス機能の強化と車載充電器の追加を実施。
そして2019年2月には、Rinehart Motion Systems LLCとAM Racing Inc.の2つの事業を買収し、同社との合併で新会社を設立。EVシステムをリードする戦略だ。
(画像はプレスリリースより)

ボルグワーナーのプレスリリース
https://www.borgwarner.com/