ボッシュの気候変動への取り組み
ボッシュは5月9日、カーボン・ニュートラルプロジェクトについて報告。エネルギー削減とともに、2030年までに10億ユーロ以上のクリーンエネルギー投資を行うとしている。
エネルギー効率に10億ユーロを投資
2015年のパリ協定では地球温暖レベルを2度下げる目標を掲げており、国際エネルギー機関では、製造業の二酸化炭素排出量は全体の32%を占めていると報告。世界に400拠点を置く同社は、早くからグローバル規模で環境管理を精力的に進めている。
同社が目指しているのはカーボン・ニュートラルであり、工場や建物のエネルギー効率を目的にグリーン電力の購入、カーボンオフセット、再生可能エネルギーなどに10億ユーロを投資する予定だ。
2030年までに、年間約1.7テラワットのエネルギーを節約する計画で、これは現在の年間消費量の5分の1以上、ドイツ・ケルンの1世帯が消費するエネルギー量に当たるという。
カーボン・ニュートラルを目標に
エネルギー削減によって10億ユーロの収支を0にし、環境配慮だけでなく政府の補助なしでも収益を上げる仕組み作りを行っていく。
1909年に設立された最も古い同社の建物は近代化され、エネルギー効率の設備によって2007年と比べ50%以上のエネルギー削減、47%の二酸化炭素排出量削減を実現。
ほか各拠点でオフィスの緑化や雨水の活用など再生エネルギーにも取り組んでいる。
(画像はプレスリリースより)

ボッシュのプレスリリース
https://www.bosch-presse.de/