未来のパワートレインを発表
コンチネンタルは、5月15日から17日にかけて開催された第40回 ウィーンモーターシンポジウムに参加。世界初のリング触媒ターボチャージャーを発表し、未来のあるべきパワートレインを提案した。
燃費と堅牢性を実現したターボチャージャー
このターボチャージャーは、同社のRAAXターボチャージャーとリング触媒技術を融合・展開させたもの。排気ガスはタービンを通過した後、円錐形のパイプに流れ込み、パイプの先端にあるマスフローによって方向転換、パイプを囲んで3つの触媒に流れる。
通常のターボチャージャーは排気ガスがタービンを通過すると急速に膨張するが、同製品は混合管周りの環状ギャップを通って供給され、流体の動的損出を抑え温度を均一にすることで理想的な圧力を回復。触媒の効率と耐用年数によい影響を与える。
48ボトル高出力電気モーター
またシンポジウムでは、新開発の48ボルト高出力電気モーターを紹介。最大30キロワットの出力を供給し、コンパクトながら静かで効率的な燃焼エンジンをサポートする。
同社では、長期的にはハイブリッド、オール電化、燃料電池のパワートレインミックスが予想され、ドライバーそれぞれの環境や需要に応じたシステムが求められる。それらのソリューションに取り組むことで、環境保護に役立つとしている。
(画像はプレスリリースより)

コンチネンタルのプレスリリース
https://www.continental-corporation.com/