性能とエネルギーの最適化
ヒュンダイは5月28日、小型商用EV車の総重量を推定して、性能の最適化とエネルギー効率を実現するシステムを開発したと発表。加速度センサーを活用した、業界初の試みだ。
ニュートンの法則により走行距離を算出
同システムは、車両の総重量に合わせて電気自動車のトルク出力を最適化するというもの。移動中の積載量に合わせて、ホイールスピンと牽引力を調整し、エネルギー消費を効率的に行うことができる。
この開発では、重量センサーではなく加速度センサーを用いている。ニュートンの法則により総重量を推定し、加速度に応じて可能な推定走行距離を算出、ドライバーに伝えることができる。
目的地までに必要なバッテリーの確保が容易になるほか、坂道やカーブなどの道路状況でも、積載量に左右されずに最適に作動できるようになり、エネルギー消費を抑えコスト削減につながる。
中小企業のために費用対効果を実現
またこのシステムは、衝撃や振動を緩和するサスペンションシステムを備えていない車両にも適用が可能になる。
無駄なコストをなくすこのEV車は、競争が激しくなるビジネス社会において、中小企業経営者をサポートするものになるとし、同社は将来の小型商用EV車への採用を検討している。
(画像はプレスリリースより)

ヒュンダイのプレスリリース
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