新たな自動車業界の潜在性を議論
7月1日、ヒュンダイ自動車は、リマック・アウトモビリとパートナーシップ関係を締結し、クロアチアで開催された会議にて新たな自動車業界の潜在性を議論したと発表した。
リマック・アウトモビリは、クロアチア・スベタネデリャ(首都ザグレブ郊外)を拠点に、バッテリー式電気自動車の開発・製造・販売を展開している。
クロアチ政府の支持
会議は、リマック・アウトモビリ設立者兼最高経営責任者のマテ・リマック(Mate Rimac)主催のもと、6月28日、同本社にて開催された。リマック・アウトモビのパートナー兼株主であるヒュンダイ自動車からは、副社長のトーマス・シュミエラ(Thomas Schemera)氏など数名が招かれた。
また、クロアチア首相のアンドレイ・プレンコビッチ(Andrej Plenković)氏をはじめ、政府高官も同席した。これは、クロアチア政府が、ヒュンダイ自動車とリマック・アウトモビリとのパートナーシップ関係を支持することを意味する。
戦略的パートナーシップの重要性
シュミエラ氏は、クロアチア政府の支持により戦略的パートナーシップはより強化され、ヒュンダイ自動車グループブランドを越えて、高性能の電気自動車および燃料電池自動車(FCEV)プロトタイプの開発を促進すると述べる。
一方、リマック氏は、クロアチが自動車メーカーやサプライヤーにとって魅力的な拠点になるには包括的な進歩を遂げる必要性があると強調したうえで、ヒュンダイ自動車との戦略的パートナーシップ関係を通じて、新たな自動車業界を主導する優れた特性をもつ技術の開発に寄与していく意向を示している。
今年5月、ヒュンダイ自動車は、高性能の電化自動車市場を主導する目的でリマック・アウトモビリに対して巨額投資を行った。投資以降、2社は、ヒュンダイ自動車の高性能車ブランド「N」ミッドシップスポーツカーの電気自動車タイプ向けプロトタイプ、燃料電池自動車の共同開発に着手している。
(画像はプレスリリースより)

HYUNDAI
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