クラース社とベルトの性能を実証実験
コンチネンタルは8月24日、農機具メーカー・クラース社と新しいベルトシステムにおいて共同でテストを行っていると発表。農業の生産性向上のため、デジタル化の確立を目指す。
耐久性に優れ、トラブル検知を行う
同社は、ドイツの農業機械メーカー・クラース社とパートナー契約を行い、コンバインの可変ベルトにスマートシステムを統合する新しいシステムの開発・テストを行っている。
同製品は約4,220ヘクタールのエリアから、収穫時の屈曲約2,200万回、ベルトの電子部品は1億4,000万回以上のサイクルを実証し、その耐久性はすでに証明されている。
このベルトの大きな特徴は、スマートシステムとの統合により、センサーによる予測検知が可能であることだ。
スマートベルトが監視システムとしての役割を持ち、ベルトの過負荷を確認、発生する可能性がある欠陥を検知することができる。将来的には、メンテナンスやベルト交換の適切な時期についても、予測できるようになるとしている。
農業のテクノロジーによる効率化を
これまでは、指定された一定の期間を設定する、あるいはトラブルが発生した場合のみベルトのチェックが行われてきた。
新しいベルトにより、作業の遅れを防止し、作業効率の向上、コストの節約や収益増を図ることが可能になる。この可変ベルトは、11月に行われる見本市「アグリテクニカ」で紹介する予定だ。
(画像はプレスリリースより)

コンチネンタルのプレスリリース
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