研究船のアップグレード
ZFは8月26日、米軍が所有する海洋研究船のアップグレードに、ZF Marine社の伸縮式スラスター技術が採用されたと発表。ステーション管理と低速操縦性を改善するソリューションだ。
360度回転のアジマススラスター
海洋研究船「R/V Roger Revelle」は、University-National Oceanographic Laboratory Systemの艦隊の一員として、Scripps海洋研究所が米海軍研究所と契約し、運営している。
現在、この船の大規模なアップグレードが行われており、ZF AT 5011 RT TT-FP Lドライブ格納式スラスターが導入された。
同システムは1100馬力、伸縮式で船体から下方に延び、360度回転する船舶の推進装置アジマススラスターで、格納されているときは、トンネル式スラスターの推進機として作動する。
ユニットの操縦制御は、ZF Thruster Command電源システムを介して行われる。
厳しい海洋条件に対応できる
「R/V Roger Revelle」は、世界品質のナビゲーションと管理システムに依存しており、海洋における様々な天候や条件下でも耐えうる強力な推進システムが必要とされ同社の技術を採用。
同システムは、2020年に改装が予定されている姉妹船「R/V Atlantis」にも導入される予定だ。
(画像はプレスリリースより)

ZFのプレスリリース
https://press.zf.com/releases/release_10883.html