MEMSセンサー「SMI230」
ボッシュは6月9日、新しいナビゲーションシステムに追加されるMEMSセンサー「SMI230」を発表。半導体チップが衛星通信の盲点を解決し、映像や道案内解析が途切れることなく機能する。
衛生状態が不安定でも正確に位置を検知
同社は半導体の製造をリードしており、今回のSMI230 MEMSセンサー半導体チップは、主に運転支援システム用のセンサーとしてマルチメディア、アプリケーション、パワートレインに使われているものだ。
センサーは車両の方向と速度を常に分析、車両の位置を特定し、ナビゲーションマップに送信している。
そのため、通信衛星の届きにくい場所でも、正確な車両の位置を特定し、適切なタイミングでルートを表示するのをサポートする。
フリート管理や救助システムとしても
センサーはナビゲーションを改善するだけでなく、正確な位置情報によりフリート管理、有料システムでの活用が行えるほか、警報システムとしても活用できる。
加速度値や回転運動などから大きな振動や衝撃を検出することが可能なため、事故が発生した場合は、センサーが自動緊急通話システムにデータを送信。スムーズな救助システムを実現することが可能になる。
センサーはすでに販売を開始しており、一部のメーカーではすでに標準搭載されている。切り替えや解析による一時停止、画像の途切れなどがなくなり、スムーズなドライブをサポートしている。
(画像はプレスリリースより)

ボッシュのプレスリリース
https://www.bosch-presse.de/