ジャストインタイムの弊害
インディアナ州北西部にあるリア社の工場でストライキが起きている。同工場ではフォード向けの自動車シートを生産しており、ストライキが長引くとシカゴにあるフォードの組み立て工場に大きな影響がでる見通しである。
シカゴから東南に約28マイルのハモンドに位置する同工場では760人の従業員が働いており、フォードのシカゴ工場で生産されているエクスプローラーとトーラス向けの自動車シートを生産している。フォードシカゴ工場では、部品メーカーは部品を倉庫に納入するのではなく、車両が生産される数時間前に部品を納入するジャストインタイム制をとっており、もし自動車部品の納入が遅れると大きな問題となる。
企業は好業績だが低賃金
従業員側は、「リア社の業績回復をサポートするために、勤続が短い従業員の賃金は最高で時給16ドルに抑えるという2重の賃金体系に合意した。しかし、会社の業績が好転したにも関わらず、賃金は据え置いたままで従業員には恩恵が何もない。実際は、勤続が長い従業員の時給が20ドル弱のところ、勤続が短い従業員の多くは時給11ドルレベルである。」と訴えている。
米国の自動車販売は非常に好調で、この6月の販売は過去8年間で最高の成長率である。また、自動車産業各社の第二四半期決算は、この好調な販売を反映して好業績になると見込まれている。

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