2004年には認識していたエアバッグ不具合
2004年、アラバマ州でホンダシビックを運転していたジェニファーグリフィンは事故に遭い、タカタ製エアバッグから飛来した金属片により怪我をした。
(画像はニューヨークタイムズより)
ニューヨークタイムズの報道によると、この事故によりホンダ、そしてエアバッグサプライヤーであるタカタはエアバッグに欠陥がある事を知ったが、「例外的」な事故であるとし、リコールも連邦道路交通安全局(NHTSA)への調査協力の依頼も行わなかったという。
リコール開始の遅れが被害を大きくする
2007年に3件の欠陥エアバッグによる事故がありホンダは被害者と和解している。しかしリコールは2008年の末まで行わず、対象とした自動車も少なく4200台という小規模なものであった。
最初の小規模なリコールから半年後の2009年5月、当時まだリコール対象とはなっていなかったホンダシビックをフロリダ州で運転していたジェニファーグリフィン(26)が被害者となった。
小さな自動車事故によって破裂したエアバッグから2インチの金属片が飛散しジェニファーに突き刺さり負傷させた。ジェニファーは「ホンダはこの問題を知っていた。この事故は起こるべきではなかった。」と話す。
欠陥エアバッグを原因とする死亡事故が発生したのはそのわずか1ヶ月後。オクラホマ州で同様の事故で金属片が刺さったドライバーが亡くなった。2009年にもバージニア州のリッチモンドでドライバーが欠陥エアバッグの犠牲となった。
最小限の報告
現時点でタカタ製の欠陥エアバッグを搭載する自動車メーカー11社を対象に1400万台を超える自動車がリコールされている。この数は2014年2月に行われたゼネラルモーターズによる大規模リコールの台数の約5倍となる。
ホンダとタカタがこの問題を公表するのが遅れた為、BMWやトヨタ、日産を含む他のメーカーは自社に搭載されたエアバッグの危険性について数年間知ることが出来なかった。
法律により、自動車メーカーは連邦道路交通安全局に不具合の対象(今回のケースではエアバッグ)について事故発生から5営業日以内に報告する義務があり、ホンダは2004年の事故についても、2007年の事故についても報告書を提出している。
しかし、この報告書は簡易的で破裂などに関する詳細を記述する事が出来ない形式となっている。安全局によると、何千もの報告所が届く中でホンダの報告書が調査員の目にとまる事はなかったという。

New York Times
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