ヴァレオ、新型ターボチャージャー開発
フランスのヴァレオは、ターボラグを解消した新型ターボチャージャーの開発に成功した。Automotive Newsが1日、報じた。
電気駆動の新型、燃費削減に貢献
従来のターボチャージャーは排気ガスを利用して駆動するため、自動車の機関性能を効率よく上昇させることができる。一方でその構造上、駆動はエンジンの駆動度合いに連動せざるを得ず、またスロットル操作とエンジン出力の上昇に時間差が生じるターボラグも課題とされていた。
新たなターボチャージャーは、排気ガスではなく電気モーターで駆動する仕組み。駆動の必要がない時もインペラが回転し続けることで、いざアクセルを踏み込んだ際のもたつきやラグを最低限に抑えることに成功している。
同社担当者によると、回生ブレーキ(ブレーキ時に動力源の電力モーターを発電機として用いる仕組み)を搭載したハイブリッドカーや電気自動車に組み込むことで、最大で20%程度の燃費削減につながるという。一方で電力消費が大きくなる短所もあり、搭載には追加の電源系が必要となる。
新技術、注目集める
ヴァレオの新型ターボチャージャーは、自動車製造各社からも高い関心を集めている。アウディはこのターボチャージャー搭載車をいち早く市場に送り出すべく、最近もアメリカコロラド州でテストを行ったばかりだ。
同社R&D chiefのUlrich Hackenberg氏はAutomotive Newsの取材に対し、搭載車を2016年までに市場投入する考えであることを明らかにしている。
メルセデス・ベンツのThomas Weber氏も新型ターボチャージャーについて、“的を射て”おり、“有用なオプション”だとコメントし、新技術の採用に含みを持たせた。

Valeo
http://www.valeo.co.jp/Automotive News:Electric turbocharger eliminates lag, Valeo says
http://www.autonews.com/article/20140803/OEM10/308049