走行燃費が4%向上
GKNは、定常状態で4%まで走行燃費を向上させる、革新的な全輪駆動ディスコネクトシステムを開発した。
(画像はプレスリリースより)
このシステムは、ヨーロッパの乗用車分類における、A、B、C、すべてのセグメントのプラットフォームで使用可能。革新的なディスコネクト機能は、高速道路での燃費を向上させる牽引力、ダイナミクスと全輪駆動の安定性を組み合わせることを実現した。
GKNのシニアプログラムディレクターである、ハンネス・プレン氏は次のように述べている。
「より小さく、より効率的なSUV車の世界的な需要が拡大しているので、我が社の全輪駆動ディスコネクトシステムは、新しい市場を開拓する手助けとなるでしょう。このコンパクトな新しいシステムは、お客様に、改善された燃費とCO2排出量とともに、より有能でダイナミックな自動車を提供することができます。」
オンデマンドで瞬時にドライブ機能を切断・再接続
このディスコネクトシステムは、ドライバーの操作と道路状況に反応して、オンデマンドで後部アクセルにドライブを接続したり切り離したりするものだ。動力伝達装置から回転ロスを排除することによって、通常の全輪駆動ディスコネクトシステムと比較して、定常状態での走行燃費を4%まで向上させることが可能となった。
また、プロペラシャフトの等速ジョイントを統合した一体型ハウジングを持つ、標準的な動力伝達ユニット(PTU)などの機能を備えている。専用の駆動系制御部は、定常の運転速度でAWD(4輪駆動)機能が不要な場合には、AWDシステムを切り離し、車両のダイナミクスと道路環境をモニターしており、ドライバーの意向や道路状況により走行が必要な場合は、300ミリ秒以内にAWDシステムに再接続する。
ディスコネクトシステムの心臓部であるクラッチシステムは、Range Rover Evoqueのために開発されたシステムだ。また、部品の配置が変更され、車両が全体的に改良されたことにより、優れた快適性も実現した。
エンジニアリング担当上級副社長である、ロブ・リケル氏のコメントは次の通り。
「生産、エンジニアリング、ソフトウェア開発における社内の総力を発揮することにより、我々は、市場で入手可能な製品の中では、最軽量で最もコンパクトな全輪駆動ディスコネクトシステムを開発しました。同じハードウェアは、パフォーマンス要求が異なる共通のプラットフォーム上で製造されたモデルをサポートすることができます。 また、GKNのソフトウェアは、ブランド特性を提供するための電子制御を微調整できるように設計されています。」

GKN Driveline
http://www.gkn.com/driveline/Pages/default.aspx