ラジアルタイヤかバイアスタイヤか
インドにおける大型商用車のタイヤが次第にラジアルタイヤに向かっているにもかかわらず、コンティネンタル社はバイアスタイヤの需要は当面の間は続くと判断している模様である。
インドのチェンナイで行われた国際商用車フェア(TICVF)に参加したコンティネンタル社は、ここで2つの新しい商品を発表した。バイアスおよびラジアルタイヤ分野アフターマーケット用で採掘車両のConti MLと建設車両用のHDX 2である。2つとも近日中に発売される予定である。
TICVFでコンティネンタル インドの関係者は、「トラックとバス用にバイアスタイヤとラジアルタイヤの両方をそろえているのはコンティネンタル社が唯一のブランドである。インドはまだ社会的インフラが整っていない上に過剰積載している車両が多く、大型商用車の28%がラジアルタイヤを使用しているが、いまだ大部分がバイアスタイヤを使用している状況にある。」とコメントしている。
タイヤのラジアル化の波は、政府が自動車専用道路や高速道路など社会的インフラを整備するにつれて進むと思われる。
またラジアルタイヤは燃費性に優れ長寿命でもあるため、政府が過剰積載トラックを抑制することによりラジアルタイヤに対する需要も高まると考えられる。しかし、いまだ多くの人がバイアスタイヤを好む現状にあるため、コンティネンタル社はラジアルとバイアスタイヤの両方を取りそろえている。
出遅れを取り戻せるか
現在、コンティネンタル社はインドでは大型商用車のアフターマーケット用タイヤに特化しており、現時点でOEM事業は行っていない。既にインドでは地場国産メーカーのJKタイヤ、アポロタイヤ、MRFタイヤがあり、多国籍企業であるブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤーは大型投資により生産施設を保有している。
コンティネンタル社は、今年に入りインドのモディプランで生産活動を開始し、4月よりトラック用ラジアルタイヤの発売を開始した。同社は生産拡大を図っており、近日中に乗用車およびSUV用のタイヤの生産も開始する予定である。なお、同工場は年間220,000本のタイヤ生産能力あるが、今後さらなる生産能力の拡大も検討している。

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