トヨタ以外の顧客を開拓
豊田合成の荒島正社長は、同社の総売上高の約半分を占めるまで、トヨタ以外のビジネスを成長させていくという、会社目標を改めて表明した。現時点で、トヨタ自動車への売上高は約63.9億ドルで、総売上高の約65%から70%を占めている。
荒島社長は次のように述べた。
「我々は、トヨタの市場シェアが強くない地域において、積極的な戦略を実行しています。我が社の投資を考えると、トヨタだけの収入で固定費をカバーすることはできないので、トヨタ以外の顧客も開拓していく必要があるのです。」(Plastics Newsより引用)
ヨーロッパ企業への販売拡大
その非常に高い目標を達成するためには、北米と欧州の役割が重要だ。豊田合成の売上高の約73%がアジアの企業が占めているが、そのうち、日本が約29.1億ドル、日本を除くアジアとオーストラリアが約17.5億ドル。これに対し、北米は約15.1億ドル、ヨーロッパやアフリカは約2.17億ドルとなっている。
豊田合成は、ヨーロッパでの売り上げを増大させるため、Meteor Gummiwerke K.H. Badje社を買収した。同社は、メルセデスベンツブランドや、BMW、フォルクスワーゲングループのアウディの子会社と関係性が深いこともあり、これらの車種での販売を拡大していくことを目論んでいる。
北米における戦略
近年、メキシコにおける自動車の販売は増大している。そのため、豊田合成も、物流コストを抑えるため、顧客に対して近い場所からサービスを提供する必要があると、荒島社長はメキシコ進出の理由を語った。
メキシコにおける製造施設は、TAPEX Mexicana、豊田合成オートモーティブシーリングメキシコがあり、さらに、イラプアトに2016年4月に操業を開始する予定の施設を建設中。同施設では、北米市場で自動車メーカーにラジエーターグリル、コンソールボックスや他のプラスチック部品を供給する予定であり、工場建設には、約6700万ドルを投資、2019年までに280人の従業員の雇用を計画している。
多分野での成長を図る
荒島社長は、自動車シーリング製品、機能部品、内外装部品、安全システム製品という、豊田合成の4つのコア製品ラインのすべてにおける成長機会を見据えており、18の国や地域において、94の事務所と工場を展開している豊田合成は、世界のどこででも、顧客に技術ソリューションを提供する準備ができていると述べた。

Plastics News
http://www.plasticsnews.com/豊田合成 ホームページ
http://www.toyoda-gosei.com/