ヨーロッパでの普及率は高いが・・・
EU加盟国では2014年11月1日以降、総重量3.5トン以下の新規登録車両に横滑り防止装置(ESP)の搭載が義務化されると、10月29日、ボッシュ社は、念押しのプレスリリースを発行した。この規制は、1年後に全車両で有効となる。以下はその抜粋である。
ボッシュによる事故調査の研究では、その有効性を確認。2011年、EU加盟国内で、推定40%の車両にのみ取り付けられていたにも関わらず、ESPは怪我を含む33,000件以上の事故を防ぎ、1,000名以上の命を救った。
2014年、欧州におけるすべての新車の84%に横滑り防止システムが装備されていたが、全世界ではたった59%に過ぎない。独立した研究によると、横滑り事故の80%は、もしすべての車両に横滑り防止装置が装備されていたなら、防ぐことができたという。
ドライ、ウェット、ぬかるみ、または滑りやすい道路で急ハンドルは、多くの場合、深刻な交通事故になる。
スマートセンサを使用して、車が実際に運転者が操舵している方向に移動しているかどうかを、ESPは毎秒25回比較する。測定された値が一致しない場合、横滑り防止システムが介入し、最初にエンジントルクを減少させる。それが十分でない場合、次に個々の車輪ブレーキをかけ、車両を元のコースに戻すよう、必要な反力を発生させる。
(画像はプレスリリースより)
ESPの進化と多様なラインアップ
今日では、ESPは単なる横滑り防止システム以上のものだ。付加価値機能の数は、現在、その性能の大部分を占める。その中には、丘での発進時時に、車両が後方に動くことの防止を含む。
また、しり振り状態のトレーラーを安定化することができ、スポーツユーティリティや小型商用車の横転リスクを軽減する。
ボッシュは、あらゆる状況と要件について適切なシステムを提供する、モジュール式機器としてESPを提供している。それは、新興市場におけるエントリーレベルの車に、手頃な価格のESPライトを含む。
また、商用車のためのあらゆる点で特別なシステムは、ハイブリッド車や電気自動車用の回生ブレーキシステムの、ESP hevだ。
2011年9月以降ESPは、米国とカナダで、車両総重量4.5トン以下のすべての車に義務付けされている。オーストラリアやイスラエルもまた、ESPを義務化した。同様の規制は、今後も日本、韓国、ロシア、トルコで発効となる。

ボッシュ社プレスリリース
http://www.bosch-presse.de