秘密裏にテストを実施
タカタ株式会社(東京)製エアバッグ問題で、新たな事実が判明した。米高級紙The New York Timesは、11月6日、元従業員の話として、タカタが2004年にはエアバッグのリスクを把握しながらも、それを隠していたと報道した。以下はその概要である。
10年前アラバマ州で、エアバッグが破裂し金属破片を噴出したとの報告を懸念し、日本の部品メーカータカタは、廃車置き場から回収した50個のエアバッグを密かにテストしたと、そのテストに関与した元従業員2名が述べたという。その内1名はテストラボのシニアメンバーだった。
テスト中に2個のエアバッグの鉄製インフレーターがひび割れ、破裂につながる可能性がある状態だった。その結果はリコールに備えてエンジニアが、可能な修正を設計し始めたほど驚くべきものだった。(The New York Times紙より引用)
と、その従業員達は語った。
安全規制当局への報告の4年前
破裂の可能性がある危険を、連邦政府の安全規制当局に報告する代わりにタカタの幹部は、結果を軽視し、コンピューターからテストデータを削除して、そのエアバッグインフレーターをゴミ箱に処分するよう、ラボの技術者に命じた。(The New York Times紙より引用)
と、彼らは述べた。
これまで開示されていないその秘密テストは、2004年夏、通常の勤務時間後や週末および休日に、ミシガン州オーバーンヒルズのタカタ アメリカ本社で行われた。
規制当局への報告によると、それはタカタが、問題あるエアバッグの最初のテストを行ったと述べている4年前だ。後のテスト結果は、2008年11月にエアバッグ破裂リスクに対するリコールにつながっている。
タカタで40年の経験を持っていた元従業員達は、同社との継続的つながりのため、匿名を条件に語った。彼らによると、元上司がエアバッグ不良について率直に対応していないとの懸念を、直接伝えたという。
すべてのテストは極秘であり、そしてある日、「すべてを箱詰めし、テスト全体を中止せよ。」と命令された。これは、標準的な手順ではなかった。(The New York Times紙より引用)
と、ある元従業員は語った。
タカタのスポークスマン アルビー・バーマンは、テストの開示についてコメントを避けた。

The New York Times
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