ロボカーの誕生
デルファイ社は世界で最も大きなオートモーティブサプライヤーであり、歴史をたどると1911年にスタータ(バッテリを電源にエンジンを始動させる直流モータ)を開発した事を筆頭にイノベーションの実績が豊富だ。
アメリカの雑誌WIREDによると、今回デルファイ社は自動運転のロボカーを2014 Audi SQ5をベースに製造した。このロボカーにはデルファイが販売する自動運転に役立つ機能が全て組み込まれており、自動車メーカー向けのカタログ車としての役割を果たすという。
目指すは真の自動運転
デルファイ社は2000年に同社のレーダーシステムをジャガーがアダプティブクルーズコントロール(ACC)に採用して以来、様々なアクティブセーフティシステムを開発、提供してきた。
緊急停止システム、レーンキーピングに役立つブラインドスポット感知など、どれも自動運転に役立つ技術だが、今まではそれらは全て独立していた。
デルファイ社はこれら技術を統合して動かし、自動車がハイテクセンサーと脳(コントロールアルゴリズム)を用いて自動で状況を判断し動く事の出来るロボカーを作った。
フロントガラスに取り付けられたカメラがレーン、道路標識、信号機を読み取る。両角に1つずつ、全面に1つ、後ろに6つの中距離レーダー(80mの範囲を持つ)が取り付けられ、前後に1つずつ取り付けられた長距離レーダーが前後180度見渡す。
クリアな視界が必要なLIDARはアクリル窓の後ろに設置され、それ以外は全て車体の中に隠され綺麗な見た目を実現している。
現在、SQ5の加速はゆっくり、早めのブレーキ、そしてスピード制限を守る運転で安全性重視の走りだが、設定はデルファイ社のエンジニアが簡単に変えられるという。

WIRED
http://www.wired.com/2014/11/