300万台の電子パワーステアリングシステムを供給
Thyssenkruppは、ここ数ヶ月で、ドイツおよび国際的自動車メーカーからステアリングなどの受注を獲得したことを発表した。
この受注には、OEMメーカーの大規模なモデルプラットフォーム用の電子パワーステアリングシステムの開発と生産供給も含んでおり、合計で300万台のステアリングシステムが、1年間のうちに供給され、約45億ユーロの総売上高を計上することが見込まれる。
ドイツ、ヨーロッパ、アジアとアメリカの自動車メーカーなどの顧客に対する生産供給は、2016年以降に開始される予定。
Thyssenkrupp、コンポーネント技術事業分野の最高経営責任者(CEO)であるカーステン・クロース博士は次のように述べている。
「こうした主要モデルのプラットフォームを供給するための契約は、我が社のステアリング部品事業のための重要なマイルストーンです。電動パワーステアリング技術の開発をステップアップするための近年の取り組みが、顧客から肯定的な反応を得ていることを示しているのです。」(プレスリリースより引用)
運転支援システムの実現に向けた技術
Thyssenkruppが設計した電子パワーステアリングシステムは、従来の油圧ステアリングシステムより高いエネルギー効率を示しており、百キロメートルあたり0.5リットルまでの燃料の節約が可能。
また、電子パワーステアリングシステムは、自動駐車システム、車線維持支援や自律走行など、すべての電子運転支援システムのために必要な条件でもある。
この技術は、主要な市場と成長の機会を提供しており、多くの自動車メーカーが、高容量のミッドサイズとコンパクトセグメントにおいて、このステアリング技術に目を向けることとなった。
中国や北米の成長市場で拡張
Thyssenkruppは、これまでもステアリングコラムの世界的なマーケットリーダーであったが、電動パワーステアリングシステムの全範囲をカバーする製品ポートフォリオを拡張させ、中国や北米などの主要自動車市場において、特に成長が後押しされている新しい受注を獲得した。
昨年、同社グループは、上海に新しいステアリング部品工場を開設し、今年の4月には、プエブラのメキシコシティにおいて、別の施設が運転を開始している。
クロース博士は、「我々は、市場や顧客、また顧客が必要とする地域生産設備における成長のペースを維持しています。開発作業は、異なる市場の要件を満たすようにローカライズされています。」と説明した。
Thyssenkruppは、ここ3年間で、部品関連事業に10億ユーロを投資。このうち約70%が、中国、NAFTA地域とヨーロッパなどの成長地域における、自動車部品事業のグローバルな拡張に使用されている。

Thyssenkrupp Press release
http://www.thyssenkrupp.com