様々な大型商用車に適用
ZFの大型商用車用オートマチックトランスミッションであるAS Tronicの生産が、ランドマークの数字である100万台を達成した。
「AS Tronic」の生産は、1997年以来、ドイツ、フリードリヒスハーフェンにある工場の生産ラインで行われてきた。配送車両や長距離輸送、バス、建設機械や鉄道車両などに向けて、ZFは現在、様々な商用車に適した形状のAS Tronicを供給している。
ZFの商用車技術部門の責任者であるフレドリック・ステッドラー氏は次のように説明する。
「20年間にわたり、世界中の商用車メーカーは、オートマチックトランスミッションに関して、ZFのAS Tronicに頼ってきました。AS Tronicは駆動装置開発のマイルストーンであり、現代の商業輸送に不可欠なものとなっています。」(ZF HPより引用)
優れたコストパフォーマンス
初期のセミオートマチック型AS Tronicトランスミッションは、運転者がマニュアルでギアを事前に選択しなければならなかったが、2000年発売の第二世代トランスミッションは、ギアを変更する必要がなくなった。自動ギア選択と電子制御ギアチェンジによって、ドライブラインへの負担は軽減され、駆動系部品の耐用年数も延長されることとなった。
また、AS Tronicでのギアシフト手順は、トランスミッション・エレクトロニクスとエンジン管理によって、常にエンジンが最適な速度範囲で動作することを保証。燃料を節約しながら、電力が非常に効率的にドライバーアクスルに伝送される。
AS Tronicシリーズは、ZFのトランスミッションブレーキであるIntarderとの組み合わせも可能であり、コンパクトなデザインのIntarderは、トランスミッションに完全に統合することもできる。
Intarderは、エンジンブレーキ力を増強するだけでなく、長い下り坂では、サービスブレーキの負荷を最大90%軽減。環境への影響を低減し、メンテナンスコストを下げるだけでなく、安全性を高めている。
次世代システムも開発
さらに、AS Tronicの歴史における新しい幕開けとして、ZFのフリードリヒスハーフェン工場では、モジュラーオートマチックトランスミッションシステムであるトラクソンが生産されており、今後数年間で、AS Tronicに代わって使用される見込み。
新システムは、予知型GPSによる戦略的なシフティングというメリットを備えており、トラックメーカーに対して、GPSデータとデジタル地図をトランスミッションにリンクアップする機会を与えている。これにより、不要なギアシフトの回避も実現している。
(画像はプレスリリースより)

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