2つの分野で受賞
ドイツの大手自動車部品メーカーのZFフリードリヒスハーフェンは、5月4日、トレードジャーナル誌が主催するビークルダイナミクス・インターナショナルアワードにおいて、2つのカテゴリーで表彰されたと発表した。
2008年以来同誌は、車両力学の分野で技術、革新、及びエンジニアリングの成果に対して企業を表彰して来た。19ヶ国から選ばれた29人の主導的トレードジャーナリストからなる今年の審査委員会は、ZFに2つの賞を授与した。
1つ目は、イノベーション・オブ・ザ・イヤーとして、アクティブ・キネマティクス・コントロール(AFC)を、2つ目は、サプライヤー・オブ・ザ・イヤーとしてのZFフリードリヒスハーフェン社だ。
2015年サプライヤー・ザ・イヤーの受賞理由は、同社が過去12ヶ月にわたって、新たな量産車における一連の革新を評価したもの。
リア車軸用アクティブ・キネマティクス・コントロール
審査委員会は、今年のイノベーション・オブ・ザ・イヤーとして、同社が行って来たこれらの革新の1つであるリア車軸用AFCを認定した。2014年に成熟期に達したこのシステムは、ポルシェ911ターボと911 GT3モデルに標準コンポーネントとして搭載され、その運動性能を遺憾なく発揮している。
この技術は、長さ調節可能なトーリンク(タイヤのトー角を調整する部品)に基づいている。硬質トーリンクを置き換えたこのメカトロニクスシステムは、車両走行中においても後輪車軸で約3度、トー角(タイヤの走行方向に対する角度)を調整することが可能。
統合ソフトウェアで制御されたアクティブシステムは、それぞれの走行状況によって前輪のステアリング操作に合わせて後輪の操舵角を調整する。この技術は、事実上すべての状況で利点を提供する。
狭い通りをゆっくりと走行する場合には、前輪の操舵角とは逆になり高いヨーレート(小回り半径)を作り出す。高速条件、言い換えれば60km/h程度になると、前輪と同じ方向に後輪を揃えて、走行安定性と運動性能を改善する。
(画像はプレスリリースより)

ZFプレスリリース
http://www.zf.com