大型EVやハイブリッド車向け
三菱電機は、自動車用パワー半導体モジュール「J1シリーズ」の新製品として、6in1タイプの650V/1000Aと、同じく6in1タイプの1200V/600Aという、2つの型式を販売することを発表した。
これらは、大型EVやハイブリッドバス、トラックなどの大容量モーターを駆動するインバーターに使われるもの。それぞれ、2015年10月と12月から、サンプル製品の提供をスタートする。
また、新しい製品ラインナップは、ドイツで行われる「PCIM-Europe 2015」、日本で行われる「人とくるまのテクノロジー展」、中国の上海で行われる「PCIM-Asia 2015」に出展する予定。
インバーターの小型・軽量化に貢献
新しい製品ラインナップの特長として挙げられるのは、まず、小型パッケージにより、大容量インバーターの小型・軽量化を実現したこと。
これは、キャリア蓄積効果を利用した独自のCSTBT構造を採用した第7世代IGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)の搭載とパッケージ構造の最適化によるもの。
また、6in1の採用で、実装面積が約60%に縮小されたことも要因の1つである。
インバーターの消費電力を低減
もう1つの特長として、さまざまな研究開発により、インバーターの低消費電力化と高信頼性を実現したことが挙げられる。
第7世代IGBTの搭載は、コレクタ・エミッタ間飽和電圧を従来製品比で約10%低減させ、インバーターの低消費電力化に貢献。また高速スイッチングに対応した誘電係数の低いパッケージを採用し、従来製品比で自己誘電を約30%低減させた。
さらに、冷却フィン一体の直接水冷構造により、従来製品比で放熱特性を約30%向上させている。
(画像はニュースリリースより)

三菱電機 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/