空調部門の売却進まず ロイター報じる
米のデルファイが関与する空調関係のジョイントベンチャー、Korea Delphi Automotive Systems Corporation(KDAC)の売却に関し、進捗の難航が伝えられている。ロイター通信が先月26日に報じたところによれば、同じくKDACに関与する韓国企業Eraeについて、潜在的な問題が浮上しているという。
デルファイの空調部門、各メーカーが買収に名乗り
デルファイとEraeの2社によるKDACは、デルファイの冷暖房および空調(HVAC)製造部門として機能しており、昨年度の売り上げは12億ドルにのぼる。
この売却に際しては、フランスのヴァレオやドイツのマーレ、日本のデンソーなど自動車関係のサプライヤー各社が名乗りを上げており、売却規模は7億ドルを上回ると予想されている。
Eraeの立場が不明瞭 関係者でも意見分かれる
こうした中、Erae側が売却に関し蚊帳の外に置かれていることが、関係筋の指摘により明らかとなっている。ロイター通信が関係者の話として伝えたところによると、Eraeは同事業に関心を示し続けているにもかかわらず、売却に関する過程から除外されているという。
別の関係者は、仮に売買がうまく成立しなかった場合Erae側がどのような動きを見せるかについて、関係各社は重要視しているとの見方を示した。
しかしその一方で、Eraeは元々、買収希望の各社が予期するほど同事業を重要視してはいないとの声も上がっており、関係者の間でも意見が分かれている。ロイター通信によれば、本件に関してデルファイをはじめとする関係各社から公式なコメントは得られていないとのことだ。

Korea Delphi Automotive Systems Corporation (KDAC)
http://www.investkorea.org/ikwork/reg/eng/co/indexロイター通信
http://www.reuters.com/article/2014/11/26/delphi