EUが出資しプロジェクトを発足
ZFフリードリヒスハーフェンAGは、12月10日、MotorBrainの試作品を完成させたとプレスリリースで発表した。これは、EUが2011年から強化した、電気自動車に搭載される電気/電子システムの安全関連規格ISO26262を背景として、30のメーカーや研究機関による基礎研究の一環である。
より小型化し、より軽量化し、より安全で、より効率的な電気駆動装置を設計するため、欧州連合(EU)が出資し、欧州9ヶ国から研究者を集めて3年前にMotorBrainプロジェクトを開始した。
研究者達は、同日、その研究成果を発表するため、ZFフリードリヒスハーフェンAGの研究開発センターに集合した。
従来の電気モーターの1/4
発表されたその電気駆動装置は、Infineon Technologiesのリーダーシップの下、欧州研究プロジェクトであるMotorBrainの30のパートナーによって概念化され、かつ設計された。
研究者は、非常にコンパクトな電気モーターを設計することに成功した。これは従来の電気モーターの1/4のサイズまで縮小させたとのこと。
従って、モーター、トランスミッション、およびパワーエレクトロニクスを統合することにより、駆動部の重量を約15%低減することができたという。この大きな利点として、電気自動車の走行距離および最大積載量の増加が挙げられる。
MotorBrain電気モーターと60キロワットのエンジンパワーを装備した小型車両は、今日の電気自動車よりも40キロまで遠く走行することができるだろうとのことだ。
しかしこの駆動技術は、単にサブコンパクト、コンパクト、または中型車両のために考えられただけでなく、都市環境における配送や作業車のためにも適用できるという。
(その2へ続く)
(画像はプレスリリースより)

ZFフリードリヒスハーフェンAGプレスリリース
http://www.zf.com/corporate