リコール拡大に備え不測事態対応計画を立てる
最新のハイテクイノベーションとベンチャーキャピタルファイナンス情報を配信しているVenture Capital Postは12月19日、アメリカの自動車メーカー、ゼネラルモーターズ(GM)がタカタリコール拡大に備えていると報じた。
潜在致死損傷を引き起こす可能性のあるタカタ製エアバッグのリコールが拡大し、数100万台もの自動車の修理をする事態に備え、不測事態対応計画を立てているという。
タカタ製エアバッグが爆発し、その際飛散した金属片がドライバーを傷つける事故により少なくとも5人の死亡が確認されている。2008年以来、世界で2100万台の自動車がリコールされている。
GMの計画には、ライバル会社であるTRWやオートリブにエアバッグ仕様書とデータを公開、共有する事でGM車に適応する部品も世界中で製造できるようにする案も含まれている。
Venture Capital Postによると、ロイターからの質問に対し、GMのスポークスマンであるJames Cain氏は以下のように答えたという。
「生産キャパシティを確保する為に保険をかけました。人手不足に陥るのを防ぐ為です。」(Venture Capital Postより引用)
タカタの原因究明への取り組み
エアバッグのインフレーターによる事故の原因は突き止められていないが、タカタは原因の1つとしてエアバッグの老朽化の可能性をあげている。もしそれが本当であれば、同様のデザインのエアバッグを導入している他の自動車も将来リコール対象となる可能性がある。
タカタは今月、代替え用のインフレーター製造数をモンクローバー、メキシコ工場にて約3倍に相当する月あたり45万にまで増加すると発表したが、自動車メーカーによっては非歓迎モードである。
タカタの最大の顧客であるホンダは今月、オートリブと契約を結んだと発表している。オートリブは代替えパーツの生産を約6か月後に開始する。また、ホンダはダイセルとも交渉を開始しているという。
このような状況の中、GMはタカタのリコール拡大への警戒を強めている。少しでも拡大するとタカタのエアバッグを搭載するGMの数百万台もの自動車(GMT 900フルサイズピックアップトラックであるシボレー・シルバラード、GMC・シエラ、他SUV車を含む)が影響を受ける事が予想される。

Venture Capital Post
http://www.vcpost.com/articles/35605/