パワーステアリング用の新システム
日本精工株式会社(NSK)は26日、自動車向けの機能安全国際標準規格に準拠した電子制御システムを開発したと発表した。
同製品は電動パワーステアリング(EPS)での利用を目的としたもので、高度な運転支援機能への対応と高い安全性を実現しているのが特徴だ。
ISO26262に完全対応
NSKでは同製品の開発に当たり開発業務プロセスの見直しを行い、機能安全監査及び機能安全アセスメントを実施。これと合わせてマイコンやトルクセンサなどの診断機能について強化を行った。
これと合わせて、電子システムの不具合に際するリスクを低減し、安全を確保する機能を備えた設計を採用。こうした工夫により、同製品は欧州を中心に採用が進んでいる国際規格の、自動車向け機能安全国際標準規格(ISO26262)へ完全対応しているとのことだ。
軽量・小型で高機能
また同製品に関しては、パッケージレス半導体と機械的接点を無くした半導体リレーを用いることなどで各部の小型化と部品点数の削減に成功、結果として体積比で10%の軽量化と小型化を実現した。
さらに同社では多様かつ高度化する車両制御に対応するべく、操舵トルクと操舵角度の検出機能を備えた舵角センサを製品に搭載した。近年EPSは電子制御を活用しての機能強化が図られており、同社ではこうした工夫により高付加価値化を狙えるとしている。
2016年に売上2500億円を目指す
NSKは同製品の搭載により、安全性と燃費向上への貢献、そして運転者のハンドル操作における負担軽減が見込めると利点を説明している。同社では機能安全国際標準規格の要求に対応した同製品を世界の小型車へ向け展開し、2016年3月期におけるEPS事業全体の売上として2500億円を目指す構えだ。
(画像はプレスリリースより)

日本精工株式会社(NSK) プレスリリース
http://www.jp.nsk.com/company/presslounge/news/2014/