ノイズの大幅な削減に成功
SKFは、大幅にノイズレベルを低減させることに成功した、新しいステアリングコラム用ベアリングを開発した。
組み込み型のワイヤーステアリングコラム用ベアリング(P-WSCB)は、製造請負企業(OEM)の低ノイズに対するニーズを満たすものであり、ティア1の自動車メーカーへの供給が見込まれる。
静音を望むユーザー
車両サブシステムのノイズ削減は、現在、自動車製造において主要な傾向である。これは、静かなエンジンを持つ車、特に電気自動車やハイブリッド車では、ステアリング、トランスミッション、サスペンションなどのサブシステムからの音をシールドしていないからである。
過剰にノイズが発生すると、多くの場合、顧客やエンドユーザーには開発に失敗した車と思われ、静音の車は、高品質で快適な車だと認識される。ティア1の自動車メーカーとOEMは、より静かに作動するベアリングの耐久性と総体的なパフォーマンスに自信を覗かせている。
SKFのステアリング&サスペンションユニットマネージャーであるアンドレア・グリゼーリ氏は、新製品について次のようにコメントした。
「この低ノイズのベアリングは、SKFステアリングコラム用ベアリングのポートフォリオを完璧にするものです。この商品は、既存の高性能な特性はそのままにしながら、通常のSKFベアリングや他社の競合商品と比較して、4デシベルのノイズ削減を実現しています。」(SKF HPより引用)
快適な運転環境を実現
ワイヤーレースウェイにギャップがあることにより、ベアリングの外輪に柔軟性が加わり、ハウジングへ取り付ける際の圧入を可能にした。繊細に設計されたギャップは、ベアリングのノイズを低減するのに役立っている。
その他のノイズを低減する重要な設計上の特徴として、内輪のざらつきの削減、ボールの品質レベルの改善、グリース量の最適化などがあげられる。
ベアリングは、摩擦トルクとステアリングコラムが剛性を向上したことにより、より快適な運転感覚を提供し、道路からの振動が運転者に伝わりにくくなっている。また、軸方向とラジアル荷重をサポートしており、エアバッグ、その他の電気部品が円滑に機能するのに役立つ電気伝導率も向上した。
新しいベアリングは、高級車ならびに電気自動車への適用が見込まれている。
(画像はプレスリリースより)

SKF News
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