異種材料の溶接によりシールの完全性に問題
フェデラル・モーグル・ホールディングスの一部門であるフェデラル・モーグル・パワートレインは、複数層のガスケットから成るターボチャージャー外部のフランジにおいて、増加する一般的なシールの課題を克服、異種材料の溶接時に発生するシールの問題を解決する、新しい製造プロセスを開発したことを発表した。
フェデラル・モーグル・パワートレイン、剛性熱シールドのグローバルエンジニアリングマネージャーであるトルステン・シェーファー氏は、次のように説明する。
「多層から成るターボチャージャーガスケットに関して、ステンレススチールとアルミニウムコートされたスチールを溶接する場合、完成した部分において、シールの完全性を危うくする反応が発生する可能性があります。最近の設計研究によって、この問題を解決する新しい溶接製造プロセスが開発されました。」(プレスリリースより引用)
くぼみでスポット溶接
ターボチャージャー外部のフランジ用ガスケットは、厚いスチール距離層から成っており、それらは、耐腐食性のためにアルミニウムでコートされ、熱を反射するために、それぞれにシーリングビードを持つ機能的なステンレススチールの層で両面をシールしている。
別々の層で処理することを避けるために、3つの層が一緒に溶接されているが、アルミニウムコーティングは、溶接時や、シール面においてハイスポットを発生させる気泡を作成する時、接触圧力において変化が引き起こされる時に、反応することがあるので、シールの均一性において問題が発生する可能性がある。
これに対するフェデラル・モーグル・パワートレインのソリューションは、両方のシーリング層で作られた3つのくぼみと、距離層からの3つの穴を持つことだ。
これは、アセンブリ全体を統合し、機能的な外部層が、距離層内の材料に影響を与えることなく、くぼみを介して相互に直接スポット溶接されることを可能にする、別個の構成要素の正確な位置を保証する。
他のアプリケーションにも効果的
この新しいプロセスにより、ドイツ、ヘルドルフにあるシーリング製品生産施設において、この数ヶ月の間、大量生産が行われており、プロセスの成功が証明されている。
フェデラル・モーグル・パワートレインは、ガスケット機能層が、ガソリンとディーゼルエンジンの両方で、コーティングされた距離層や熱シールドと結合されている、他の多くのアプリケーションにも同様に効果的であると考えている。
フェデラル・モーグル・パワートレインの最高技術責任者(CTO)である、ジャン・マリア・オリベッティ氏は次のように述べている。
「この新しいマニホールドガスケット技術のような開発は、発生する問題に対する信頼できるソリューションを提供することに対する、フェデラル・モーグル・パワートレインのコミットメントを実証しています。ターボチャージャーの装備で温度上昇等の課題が特定されているので、我々は、顧客のニーズを満たすために、どのような問題に対しても、迅速に対処する経験と専門知識を持っています。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)

FEDERAL MOGUL Press Release
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