ボルグワーナー絡む裁判、再審か
アメリカデラウェア州最高裁は先月26日、元ボルグワーナー従業員の妻が起こした訴えで、およそ300万ドルの支払いを当時の取引先に命じていたニューキャッスル郡裁判所の判決を差し戻し、再審を命じたことを明らかにした。Mansfield News Journalが13日、報じた。
郡裁判所は原告支持
訴えを起こしていたのは、元ボルグワーナー従業員Michael Galliher氏の妻であるDarcel Galliher氏。Michael氏はボーグワグナーがシンクやトイレの配管を取り扱っていた時代から、同社に36年間務めたのち、2011年に肺がんで亡くなった。
Darcel氏は夫の死に際し、当時ボルグワーナーにアスベストを含む滑石を納入していたR.T. Vanderbilt社が、労働者に対してリスクの周知を怠ったとして、2012年に同社を提訴。
被告のVanderbiltは責任がボルグワーナー側にあったと主張したが、ニューキャッスル郡裁判所は原告の訴えを支持し、Darcel氏に対する2,864,583ドルの支払いを命じていた。
州最高裁、判決の問題点指摘
今回デラウェア州最高裁はこの判決について2つの問題点を指摘した。1つ目は、当時ボルグワーナーにはオハイオ州法に基づき安全な労働環境を提供する義務があったことについて、陪審員が確かな情報を与えられていなかったことだ。予審判事はこの件に関するVanderbilt側からの説明を、長すぎるとの理由で却下していた。
そして2つ目は、原告側の参考人であるBarry Castleman氏が、”(Vanderbilt側が)上院を買収し、政府にロビー活動を行って”いたとする証言を行ったことだ。
最高裁は今回の発表において、わいろを想起させるこの証言を悪質なものと判断。1つ目の問題点と合わせて、判決に至るまでの前提条件に法的な誤りがあったとして再審を決定した。

Mansfield News Journal
http://www.mansfieldnewsjournal.com/story/news/local/BorgWarner
http://www.borgwarner.com/en/default.aspx