ローラーベアリングのスピンテストスタンドを開発
シェフラーは10日、フリードリヒ・アレクサンダー大学エアランゲン-ニュルンベルク(FAU)との共同研究プロジェクトの一環として、新たなローラーベアリングのスピンテストスタンドを開発したことを発表した。
このテストスタンドでは、ベアリングは、3000倍の重力加速度にさらされ、高負荷の下でテストされる。
これまで、このようなローラーベアリングのスピンテストスタンドで生成されるような高遠心力下における、ローラーベアリングの摩擦作用に関しては、非常にわずかな研究しか行われてこなかった。
研究プロジェクトの結果は、車両及び機械における燃料とエネルギー消費量を削減する目的で、現在のローラーベアリング技術を最適化するために使用されることとなる。
高性能のテストスタンド
22平方メートルのテストバンカーに位置し、16トンの重量があるテストスタンドは、3年をかけて、900枚の技術的な図面、1600個のネジ、1キロメートルのケーブルで設計されたものだ。
工学設計の教授長であるSandro Wartzack工学博士は、次のように述べている。
「ローラーベアリングのスピンテストスタンドは、これまでに行われてきた最大のプロジェクトの1つであり、それは、ローラーベアリングの基礎研究の分野における、産業界と大学間の優れた協力の完璧な例といえます。」(プレスリリースより引用)
ベアリングは、テスト中に2回転する。オープン遊星ギアのおかげで、それらは各自の軸を中心に回転し、さらにすべて一緒に、中心軸の周りで回転する。
新しいテストスタンドでは、特に、温度・コーティング・幾何学的な詳細などの要因が、極端な負荷の下でベアリングに影響を与えるという問題について調べることが可能だ。
改善されたシミュレーションツール
FAUとの提携で、シェフラーも進歩し、さらにシミュレーションプロセスに必要なソフトウェアを開発した。それによって、プロトタイプがコンピュータモデルとして創成されるために最適化できるように構築される前であっても、ローラーベアリングの作用をシミュレートすることが可能になった。
シェフラーのベアリング&コンポーネント開発プロジェクトマネージャであるOliver Graf-Goller氏は、テストスタンドの重要性について、次のように語った。
「我々は今、このテストスタンドで、遠心力場におけるローラーベアリングに関連した現象の考察を得ることができます。つまり、我々にとって、テスト結果に基づいた、ローラーベアリングのためのシミュレーションツールを改良することが重要なのです。このことは、アプリケーション指向の条件に調査結果を転嫁し、さらに我が社の製品開発を改善するために、我々の役に立つでしょう。」(プレスリリースより引用)
最終のテストと調整は、現在行われている。10月に予定されている最初の測定で、シミュレーションは改善される見込みであり、新しいベアリングのプロトタイプがより迅速にテストすることができるようになることは確実である。
(画像はプレスリリースより)

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