ハイブリッド車電力制御装置の小型化に貢献
豊田合成は、高電圧でも耐えられる等の優れた物理特性を有し、青色LEDの主要材料としても知られる窒化ガリウムを用いて、低損失パワー半導体デバイス技術を開発したことを発表した。
この技術をハイブリッド車の電力制御装置や、太陽光発電などの電力変換装置などに適用することによって、こうした装置の小型化・高効率化が実現することが期待されている。
青色LEDの技術を応用
豊田合成は長年にわたる、青色LEDの開発、生産で培った、液体結晶成長技術を活用して、2010年から窒化ガリウム半導体デバイス技術の研究に着手。
そして、この度、低損失の金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)を開発に成功し、1200Vの高電圧でも電流が流れず、スイッチ(ゲート)に信号が送られた時にだけ、電流が流れることが可能となった。
これは、電流を流す方向が基板に対して垂直となる縦型構造にすることや、ゲートをトレンチ構造にするなどの革新的な技術によって、電流を流した際の抵抗が1.8という、世界最高水準の低損失特性を実現したもの。
今後、この技術の早期製品化と実用化を目指していく。

豊田合成 プレスリリース
http://www.toyoda-gosei.co.jp/news/detail/?id=424