全ての市販車に自動運転技術を搭載
独自動車部品メーカー大手のボッシュは、5月19日、電気自動車である米テスラ2台を改造し、自律走行のテスト車両としての仲間入りを果たしたと発表した。これは、同社が市販車全てに自動運転技術を搭載するという目標の一環。
通常、テスト車両に測定デバイス、センサー及び計器を組み込むことは簡単な作業だ。しかし、自律走行車であるテスラモデルSの場合は違っていた。車両の改造には50の新しいコンポーネント、1,300mにも及ぶケーブル、400個のケーブルタイ、及び、1,400時間の作業を要した。
しかしながらこの苦労は、エンジニアが更に自動運転技術を洗練する重要な作業となった。この2台のテスラは、ボッシュが既に自動運転に必要なシステムとコンポーネントを統合したという進歩の証拠だ。
安全重視のバックアップ設計
ボッシュのテクノロジーによって2台のテスラは、現在、高速道路の入り口から出口まで、ドライバーが常に監視することなしで自律的に走行可能となっている。
改造に非常に多くの時間と努力を必要とする理由は、運転の責任をドライバーから車に移すからだ。高度に自動化された車両は、コンポーネントに障害が発生した場合でも、安全に動作することが保証されなくてはならない。
このような動作の信頼性を実現する唯一の方法は、ブレーキ、ステアリングなどに安全重視のバックアップシステムを搭載する設計戦略だ。
例えばこの2台のテスト車両には、iBooster電気機械ブレーキブースターとESPブレーキ制御システムの両方を備えている。これら2つのコンポーネントは、ドライバーの介入なしで、お互いに独立して動作する。
2台のテスラSテスト車両は、5月19日から21日にドイツのボックスベルクで開催される、第62回国際自動車プレスブリーフィングで展示される。
(画像はプレスリリースより)

ボッシュプレスリリース
http://www.bosch-presse