日産の人気モデル新型車へ部品提供
日立オートモティブシステムズ株式会社(日立オートモティブシステムズ)は28日、日産自動車株式会社(日産)の「エクストレイル ハイブリッド」へ、高出力のリチウムイオン電池パックを納入すると発表した。
電池パックへの組み立ては米国工場で
日産の「エクストレイル ハイブリッド」は日本をはじめ海外でも好調な売れ行きを記録している「エクストレイル」シリーズの新型車として、今年5月にデビュー。シリーズの特徴である高い走行性能と、環境性能を両立させたモデルに仕上がっている。
今回この「エクストレイル ハイブリッド」に日立が提供するリチウムイオン電池パックは、BMS(Battery Management System、電池制御システム)に加え、円筒形電池セルによって構成される電池モジュールなどを一つの筐体に収めたものだ。
このうち電池セル部分の製造は、日立オートモティブシステムズのグループ会社で、リチウムイオン電池の製造会社である日立ビークルエナジー株式会社が担当。これを日立オートモティブシステムズアメリカズ,Inc.のケンタッキー工場に搬入し、電池パックとして組み立てたのち日産への納入が行われる流れとなっている。
市場のフィードバックを元に、電動パワートレイン製品を強化
日立全体では長年にわたりリチウムイオン電池の供給を手掛けており、中でも車載用リチウムイオン電池事業は1999年、世界に先駆けて安全で高性能かつ長寿命な製品としての量産に成功。これまでハイブリッド乗用車をはじめ、商業用のハイブリッドバスやトラックへ向けて累計500万セル以上のリチウムイオン電池を納入してきた実績を持つ。
日立オートモティブシステムズではこれら実績を通じて得られたフィードバックが、高い信頼性につながっていると説明。また日立ビークルエナジーの設計・研究開発部門を統合して電子技術等をバッテリー制御システムの開発に生かし、リチウムイオン電池の高度化にも取り組んでいるという。
同社では今後もリチウムイオン電池など電動パワートレイン製品の強化を行い、電動化車両の進化に寄与していく構えだ。

日立オートモティブシステムズ株式会社 ニュースリリース
http://www.hitachi-automotive.co.jp/news/20150528.html