実際の稼働は2019年からを予定
ハネウェルは11日、傘下企業のUOP LLC(Honeywell UOP)が有するC3 Oleflex(TM)プロセステクノロジーが、ポーランドのGRUPA Azotyにおけるプロピレン製造へ導入されることを発表した。同技術を用いた新しい製造装置は、ポーランドのシュチェチン地域にある施設で2019年からの稼働を予定しているという。
自動車の軽量化における代替部品の原料
プロピレンは、自動車の軽量化と燃費向上を目的として金属部品を樹脂やプラスチックに置き換える際、それらの製造に広く用いられているものだ。Honeywell UOPのOleflex技術は、プロパンをプロピレンに変換する上で過去20年以上にわたり世界的に大きなシェアを誇っている。
このOleflex技術は開発後も改善が重ねられており、高いプロピレン収率やエネルギー消費の低さが特徴だ。UOPによれば、他社の競合技術と比較した場合、投資に対する高いリターンと最小の環境フットプリントが期待できるという。
車両約1100万台分のプロピレン製造施設が誕生へ
今回Honeywell UOPではC3 Oleflex(TM)プロセステクノロジーの導入に加え、関連する技術ライセンスやサービス、さらにスタッフのトレーニングまでを幅広く提供する。これら一連の導入が行われるGRUPA Azotyの施設は1年間で、車両約1100万台分に相当する高品質のプロピレン計40万トンを生産する見通しだ。
GRUPA AzotyのKrzysztof Jalosinski氏は、経済性や信頼性、品質に加え、Honeywell UOPのプロピレン関連プロジェクトにおける豊富な経験がOleflex技術の選定につながったと説明。新たなプロピレン製造装置は同社史上最大規模のプロジェクトとなり、欧州の石油市場にも影響を与えるものであるとの見解を示した。
またHoneywell UOPのマイク・ミラード氏は、今回技術導入を行うGRUPA Azotyの新施設が、ポーランド全体としての石油化学生産に関する立ち位置強化にもつながるものだと説明。合わせて、現地における新規雇用の創出も期待できるとの考えを述べた。

ハネウェル プレスリリース
http://honeywell.com/News/Honeywell UOP
http://www.uop.com/