タンポポを利用した天然ゴム産業
コンティネンタルは6月15日、同社とフラウンホーファー研究所で行っている「タンポポ・ゴム」を用いたプロトタイプ・タイヤの共同開発へ、ヨゼフ・フォン・フラウンホーファー賞が授与されたことをプレスリリースで伝えた。
1978年から続く同賞は、優れた科学的功績に対し贈られている。2015年度は、タンポポ・ゴムのタイヤを含む3つの研究が受賞した。
コンティネンタルは天然ゴム生産にタンポポを産業利用することで、輸送ルートが短縮され、二酸化炭素排出量の削減にもつながると見ている。
フラウンホーファー研究所とコンティネンタルの共同開発
「RUBIN」と呼ばれるプロジェクトは、フラウンホーファー分子生物学・応用生態学研究所と、ミュンスター大学の植物生物学・バイオテクノロジー研究所、そしてコンティネンタル・タイヤ部門が共同で行っている。
このプロジェクトで、食料生産の難しい北半球でも耕作できるタンポポを、タイヤの材料に用いることが可能となり、新しい天然ゴム産業の開発につながる見込みだ。
研究では、ゴムの生産を促進・阻害する遺伝子を発見し、工場での天然ゴム生産が2倍になった。さらに、パイロットシステムで数キロのタンポポ・ゴムの抽出にも成功しており、トン単位の生産へ見通しが立った。
最初のテストタイヤは、夏・冬ともにテストが完了しており、プロジェクトは非常に順調だと言える。コンティネンタルでは、5~10年をめどにタンポポ・ゴムタイヤのシリーズ生産を開始する予定だ。
(画像はプレスリリースより)

コンティネンタル
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