自動運転に必須の高性能制御装置
ZF TRWは、同社の第2世代セーフティドメインECU(SDE 2)が、北米と欧州の自動車メーカーにから2つのビジネス賞を獲得したことを発表した。この中央制御装置は、2018年にヨーロッパやアメリカで発売を開始する。
SDEは、中央の統合ハブとして機能し、車両の状態や周囲の環境センサーから収集した、数百万バイトのデータを処理する。
制御ユニットの数を削減し、車両の電子アーキテクチャを簡素化しながら、ステアリング、ブレーキング、ドライブトレインシステムとインターフェースで接続することによって、多数の機能を有効にすることができるもの。
ZF TRWのアクティブセーフティ技術と自動運転のディレクターであるHANS-GERD KREKELS博士は、次のようにコメントした。
「データ処理は自動運転の中核であり、車がさらに自動化された機能を備えているので、増加した車両周囲の情報量を、1秒の何分の1という範囲内で判断しなければなりません。これは、高性能制御装置にとって必須事項なのです。」(プレスリリースより引用)
様々なメーカーの車両に対応可能
SDE 2のために、ZF TRWは、ブレーキとステアリングシステムを監視し、必要な時に選択された機能を作動させることを可能にした、最高の自動車安全度水準(ASIL D)を満たすことによって、安全機能を向上させた。
前世代製品と比較すると、中央制御ユニットは、車両ダイナミクス調整システムおよび、レーダーやカメラを含むセンサーからのより多くのデータを統合することが可能であり、360度の環境センシングの実現に役立つ。
ZF TRWのSDE 2は、基本的にAUTOSAR 4.0以上を使用し、自動車メーカーなど、サプライヤーと第三者両方からのソフトウェア制御アルゴリズムを統合するために、柔軟でオープンなアーキテクチャを採用している。
これは、自動車メーカーに対し、複数のサプライヤーと協力し、ハードウェアに依存した、より一貫性のあるドライビング体験を実現させるために、数多くの車両プラットフォームに同じアルゴリズムを利用する可能性を提供している。
SDE 2は、高性能マルチコア・マイクロプロセッサに加えて、FLEXRAYまたはCANとのインターフェースを持っており、増加した量のデータ転送を高速化するためのイーサネット通信をサポートすることができる。
さらなる市場の拡大へ
KREKELS博士は以下のように結論づけた。
「SDEシステムは、我が社が自動運転の実現に向けて推進するための、主要な戦略的重要性を持っています。ここ2年間で、高級車のセグメントにおける需要は急速に上昇していますが、2020年までには、市場の常用車のセグメントでも、この技術が一般的になることを期待しています。」(プレスリリースより引用)
ZF TRWの第1世代のSDEは、2013年の年末から、欧州の主要自動車メーカーとシリーズ生産を行っている。上述した賞に加えて、ZF TRWは、2020年以降の要件を満たすために装備された中央制御ユニットを共同で開発するために、ヨーロッパの主要OEMと開発契約を締結している。
(画像はプレスリリースより)

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