より早く触媒が機能
コンティネンタルが開発した、48V電気システムのための電気加熱式触媒「EMICAT」は、触媒のライトオフ時間を短縮することにより、触媒が排出量の削減をより早く行うことを可能にしている。
ガソリンエンジンでは、コールドスタート時の炭化水素(HC)と微粒子の排出量を低減するのに役立ち、またディーゼルエンジンの場合には、CO及びNOxの排出量を削減するというメリットも含まれる。
「EMICAT」はまた、エンジンオフ時の惰性のような、省燃費運転スキームの幅広い使用を実現している。触媒コーティングされた構造を急速に電気加熱することにより、ドライバーが再びアクセルペダルを踏んだとたんに、触媒が動作温度に作用するのだ。
コンティネンタルの役員でありパワートレイン部門の社長である、ホセ・アビラ氏は次のように言った。
「48V電気システムのための電気加熱式触媒は、高効率な運転スキームが内燃機関に作用されることを可能にすると同時に、日々の運転操作における排出基準の遵守に貢献しています。」(プレスリリースより引用)
ハイブリッド車で燃費節約を実現
48Vハイブリッド車両では、「EMICAT」の加熱ディスクに電力を供給するのに使用される電気は、エネルギー回生により創成されているため、エンジンで触媒を加熱する必要がない。
触媒のライトオフ時間が短縮されたことで、エンジンオフ時の惰性とスタートストップ機能を強化のために、エンジンを、より早くより頻繁にシャットダウンすることが可能となった。
これらの利点により、「EMICAT」は、48Vのハイブリッドシステムにおいて、燃料を3%から4%節約することを実現している。
この新しい電気加熱式触媒は、マイルドハイブリッド車の48V電気システムの主要な要素だ。実際に必要とされない時に内燃機関をオフにすることは、効率的な動作のための重要なスキームである。
このようなスキームは、48Vエコドライブのデモ車両を用いた、82キロメートルのテストドライブにおいて、コンティネンタルにより証明されており、エンジンを切って総距離の22%を縮小できることが分かった。都市部では、この割合は約30%に上昇した。
短い加熱でも動作温度を充足
パワートレイン部門の燃料&排気マネジメントビジネスユニット、触媒とフィルタ製品ラインのリーダーである、ロルフ・ブルック氏は次のように言った。
「頻繁にエンジンを停止することは、CO2排出量を削減するためには良いことですが、高温の排気ガスを連続して供給することが必要な下流の排出量制御のためには、良いこととは言えません。48Vの構造の一部として「EMICAT」を使用することにより、この問題が解決されます。」(プレスリリースより引用)
付加的なメリットは、惰行段階で、ドライバーが考えを変えて加速することを決めた場合、「EMICAT」が再び排出量の削減を開始するまでの間に実質的なタイムラグがないことである。
ハイブリッド車両では、電気は貴重なものであるが、「EMICAT」により、電気を経済的に使用することが保証される。
電力消費が3~3.5キロワットという短い加熱サイクルでも、触媒コーティングされた内部構造と加熱ディスクで動作温度を得るのに十分であるため、触媒は冷たい排気ガスでも機能することが可能になっている。
(画像はプレスリリースより)

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