環境を守る公共バス
ZFは、同社の市内バスシステム「AVE 130」が、電気自動車に関する優れた技術を評価され、パワートレイン&電子部門で「eCarTec賞2015」を受賞したことを発表した。
「AVE 130」は、先進的な低床アクスルと本格的な250キロワット電気駆動が特徴であり、ハイブリッドと電気駆動の組み合わせにより、消費電力を低減し、ゼロ排出量を実現している。
ZF、バスと乗合いバス用アクスルとトランスミッションシステムのシニアセールスマネージャーである Werner Hechberger氏は、ミュンヘンのグリュプトテークでの「eCarTec賞2015」授賞式で、次のように語った。
「人々と大都市圏での環境が排出量と騒音に悩まされていることから、環境に優しくて、代替が効き、経済的なドライブコンセプトが、公共交通機関にとって、より重要になってきます。我が社のAVE 130電気ポータルアクスルは、これらの要件を十分に満たすものです。」(プレスリリースより引用)
パワー向上で燃費とCO2排出を削減
AVE 130のギアの近くにインストールされている電気モーターは、2 X 125キロワットを生成し、2 X 485ニュートンメートルの最大トルクを提供。これにより、通常は、連結バスにおいても、1つの電気駆動アクスルだけで、実用的な要件を正常に処理することが可能となっている。
アクスルにとっては、何が直接の動力源として使用されているかは重要ではない。エネルギーアキュムレータまたは燃料電池と組み合わせることで、架線付きのバスにおいても同様に機能する。
また、多様なハイブリッドの応用が可能であり、その中のアクスルは、小型化したディーゼルエンジンをサポート。
さらに、電気部品間の複雑な相互作用を最適に管理する、社内で開発された電子制御ユニットや、OEMが持つ、システム全体を強化するためにインバータを使用するオプションなどにより、燃料需要とCO2排出の大幅な削減が可能となった。
静音設計と有効スペース拡大
AVE 130の特徴としては静音設計も挙げられる。これは、電動モーターと一定の変速比のおかげで、ギアの変更が不要のため、まったく揺れずに静かに加速されるというものだ。
また、AVE 130バスは、通常のドライブとプロペラシャフトが不要であるため、より多くの座席と後部で立つのに利用できる余分なスペースを確保、もう1つのドアがドライブアクスルの後ろ側にあり、それによって、乗客が、最適に速く乗り降りできるというメリットがある。
さらに、低床技術のおかげで、AVE 130は、ステップ無しでバス内通路と同じ高さとなることから、乗客用スペースが快適になり、乗客が素早く乗り降りすることも可能となった。
(画像はプレスリリースより)

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