WABCOとの共同開発による画期的な安全テクノロジー「EMA」
ドイツに拠点を置く自動車部品の大手サプライヤーであるZFは、WABCOと共同で開発を行った安全テクノロジーがCLEPAイノベーションアワードを獲得したことを、6月30日のプレスリリースで明らかにした。
同アワードは、環境や安全に考慮し業界をリードする革新的なテクノロジーやソリューションを開発するサプライヤーと自動車メーカーへ、「CLEPA(欧州自動車部品工業会)」により贈られる賞だ。
2017年度のCLEPAイノベーションアワードは、ヨーロッパ全体の31社から選ばれた56のアプリケーションが、国際的な審査員により評価された。審査員は、全ての技術革新について「市場での可能性」「影響力」「品質」など、様々なポイントを評価しランク付けを行った。
商用車のための画期的な安全システムの開発
CLEPAイノベーションアワードを獲得した、ZFとWABCOの共同開発による「EMA(危険回避操舵支援機構)」は、トラックやトレーラーなどの商用車に向けた、画期的な衝突回避システムだ。
ZFによる「アクティブステアリングシステム」テクノロジーと、WABCOによる世界水準の「ブレーキング」「安定性」「車両ダイナミクス制御装置」が結びつき作られた試作品だ。
「EMA」は、自動車やオートバイだけでなく商用車の安全をも保証する画期的なシステムとなる。また、ZFとWABCOによる共同開発は、商用車における自律走行に向けた重要なステップとなることが期待される。
(画像はプレスリリースより)

ZF・プレスリリース
https://www.zf.com/